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商品概要

複雑な化合物を自動的に合成可能するための主要装置

ボロン酸N-メチルイミノ二酢酸(MIDA)エステル誘導体化合物は、多様な化学条件に安定なボロン酸の保護基として有用である。特に、フリーのボロン酸存在下での鈴木カップリング反応では、MIDAボロネートは反応しないため、選択的な反応が可能である。Bukeらは、MIDA保護ボロン酸誘導体ビルディングブロックを多数合成し、それぞれ鈴木カップリング反応とMIDA基の脱保護とを繰り返して連結させていくことで、複雑な化合物ライブラリーが簡便に合成できる方法論を確立した。本方法論の鍵となる要素の一つである自動制御された送液ポンプは、送液ポンプの数だけ多段階反応を行うことが可能である。

Prof. Burke自ら手法を紹介するサイトのQRコード
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基本反応に関する参考文献
Burke et. al., J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 6941.
自動有機合成に関する参考文献
Burke et. al., Science 2015, 347, 1221.

装置 組立例

シリンジポンプ(SYR-1200PC)は、Science論文に記載のあったWet pump、 primary pump、auxiliary pumpで3台が占有される。次のページにScience論文と同著者による2013年に出願された特許から抜粋したバルブ接続の図を参考までに添付する。この構成と左図の構成は多少異なっている。また、実際の標的化合物の構造や合成法を考慮して配管設計を行い、プログラムを組む必要がある。
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※仕様、デザイン、価格は予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

論文中の機器類の配置 (模式図)

FIG. 5 depicts (top) a design schematic of one embodiment of an automated small molecule synthesizer and (bottom) an example of the connectivity of the various pumps, valves, ports and tubes

  1. solvent reservoirs;
  2. drying and degassing table
  3. heating block and stir-plate
  4. solenoid valves and gas manifolds
  5. deprotection table
  6. purification table
  7. valve module
  8. main syringe pumps
  9. syringe pump for purification
  10. syringe pump for aqueous reactions

Burke教授の特許(US 2013/0243670 A1)から転載
Science論文では多少改変されている

自動合成実験の詳細報告(Ballmer et al., Science 2015, 347, 1221)

・Deprotection
 原料のMIDAボロネートとNaOHが入った脱保護カートリッジにTHFと水(4:1)を加える。この反応溶液はアルゴンガスバブリングで室温で20分間攪拌する。攪拌後、リン酸カルシウムバッファーとエーテルを加える。飽和食塩水を加えて攪拌し、水層を廃棄する。生成物を含む有機層は前乾燥カートリッジと乾燥カートリッジを通して乾燥させる。各カートリッジを20周巡回させる。濃縮/脱酸素カートリッジへ洗いこむ。アルゴン気流で有機溶媒を脱酸素および濃縮し(エーテルがほとんど揮発する)する。9 mLの脱酸素した濃縮液をカップリングカートリッジに流す。

・Coupling
 2官能基MIDAボロネート、触媒、リン酸カルシウムを入れた最初の反応カートリッジを、55℃に加熱してアルゴンガスを流して酸素を除去する。THFを入れて攪拌し、Deprotection工程を経た溶液を4時間かけて滴下する(0.0375 mL/min)。滴下後、12時間攪拌する。

・Purification
 Crude 反応溶液とヘキサンを沈殿させるカートリッジへ導入し、生成物を沈殿させる。沈殿はCeliteとシリカゲルに吸着した状態となっているので、溶液を除去する。1.5%MeOHエーテルで不純物を溶出させてから、THFで目的物を溶出させる。結果として目的物の精製品を得る。

オプション ステンレス架台

ドラフト内に装置を設置する際に便利です。サイズはオーダーメイド可能。

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