Affinity Column 関連製品カラムコネクタープラグ
サービス概要
弊社は生物活性を有するペプチドやタンパク質を高効率に合成・分析・精製する技術(ハイペップテクノロジー)を有しており、これを駆使した自社研究を実施しております。
受託によるテーラーメイドの高品質なペプチドアフィニティーカラムをご提供いたします。
アフィニティークロマトグラフィーは生体高分子(タンパク質や核酸)同士または低分子物質とのアフィニティー(親和性)によって物質を分離する方法です。生化学などで用いられるアフィニティーの種類は、タンパク質同士の結合(抗原と抗体、シグナル伝達過程で結合するタンパク質同士など)、タンパク質と低分子物質との結合(酵素とその基質、受容体とホルモンなどのリガンド、キレートされた金属イオン、その他タンパク質による特異的結合など)、核酸(DNA、RNA)の相補的結合、核酸とタンパク質の特異的結合など様々なものがあります。
弊社はお客様がご希望のペプチド(抗原ペプチド)を担体に結合させたアフィニティ-カラム用充填剤を作製いたします。当社がご提案するアフィニティーカラムは、例えば抗ペプチド抗体の精製やペプチドを基質とした酵素の精製等の目的でペプチドアフィニティーカラムとして用いることが可能です。また、ペプチドと結合する結合タンパク質の混合物からの目的タンパク質の迅速・容易な単離や、ホルモン/伝達物質などのペプチドのレセプターの精製にも使用可能です。
アフィニティーカラム用のペプチドビーズはそのまま免疫に用いたり、弊社の多目的フィルター付チューブやスピンカラム等の充填剤として利用できます。
参考論文: Nokihara, K., and Ando, E., Peptide Chemistry 1993, ed., Okada, Y., Protein Research
Foundation, Osaka, 25-28, 1994. Rapid and Efficient Preparation for Affinity Columns, in which
Peptide as Ligands are Bound to the Solid-phase Support (日本国 特許第2513412号 発明者:軒原)
レジン(担体)について
アフィニティーカラムに使用するレジンは、ポリエチレングリコールをポリスチレンにグラフト共重合させた担体です。TentaGel®と命名されたこの担体は、ポリエチレン・スペーサーによって反応部位が完全に溶媒中にあるため、水系でも有機溶媒中と同様の挙動を示し、膨潤特性に大変優れています。
ペプチドのカップリングは数分で完了し、カップリング時間が短いために副反応を抑えることができ、高純度のペプチドを得ることが可能です。樹脂は生物学的、化学的に比較的安定です。
ただし超音波、メカニカル攪拌はできません。ペプチドの安定性は結合したペプチドによって異なります。通常pH2.2から中性付近まで使用可能です。デタージェントの使用は問題ありません。
受託価格
実際の販売価格は配列等により変わります。詳細は都度見積もりですのでお問合せ下さい。