HiPepカラム

高効率分析分取用逆相カラム

通常の生物、生理、薬理研究における実験にはセミプレパラティブスケールの精製量で、十分であることが多く、20×150 mmのカラムでは、一回の分離量は粗ペプチド10 mg程度。
精製回収量は粗ペプチドの純度にもよりますが固相合成粗ペプチドでは30-50%が期待できます。
これらの観点から試行を繰り返し新規充填剤を決定いたしました。

これらのカラムはいずれも、他カラムと比較して、理論断数、分解能、残存シラノール、耐酸性、低非特異吸着という点で優れた性能を有するカラムです。
カラム設計では、特にペプチド関連物質の高効率分離に重点を置きました。なお分析用カラムはすべてLCMS対応で、弊社の研究でもイオントラップ型の質量分析計に直結して常時使用しております。

カラムの性能

分離能・再現性・耐久性が高い。
耐有機溶媒性。
セミプレパラティブ分取への容易な移行。
物取りでの優れた回収率す。

商品名	P/N
HiPep-Cadenza 口径3mm X 長さ75mm	HC18-375
HiPep-Cadenza 口径4.6mm X 長さ75mm	HC18-4675
HiPep-Cadenza 口径2mm X 長さ150mm	HC18-2150
HiPep-Cadenza 口径3mm X 長さ150mm	HC18-3150
HiPep-Cadenza 口径4.6mm X 長さ150mm	HC18-46150
HiPep-Cadenza 口径10mm X 長さ250mm	HC18-10250
HiPep-Cadenza 口径20mm X 長さ150mm	HC18-20150
HiPep-Cadenza 口径20mm X 長さ250mm	HC18-20250
HiPep-Cadenza 口径28mm X 長さ250mm	HC18-28250

※仕様、デザイン、価格は予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

蛋白質や構造ペプチドに適した逆相カラム

b-アミロイドペプチド(Ab) やプリオンタンパク質（PrP）フラグメントペプチドは、その構造や低い溶解性から、一般的なHPLC分析が難しい化合物として知られています。
そこで弊社では難精製ペプチド用の新規ワイドポア逆相カラムHiPep-Intradaを開発いたしました。

HiPep-Intradaは検体の立体構造を見分けるカラムです。
高い分離能・再現性、分取への容易な移行、優れた回収率という特長を有します。

①　Abペプチドの分析例

(a) 一般的なC18カラム
(b) HiPep-Intrada
(c) HiPep-Intradaを利用したAb混合物の分析例
(d) (c)の拡大図（HPLC検定条件は60℃）

一般的なC18カラムでは(a)に示したように構造をもつペプチドはピークがブロードになり解析が非常に困難である。それに対しHiPep-Intradaはその性能により(b)のようにシャープなピークとして表れ、purityの確認が可能である。また、構造を持つペプチドを3種類混合した場合もその性能は発揮される。

②　PrPフラグメントペプチド混合物の分析
例
上段(a), (b): PrP(106-126); 下段(c), (d):PrP[(169-176)+180-195)]
左列 (a), (c)は一般的なC18カラム; 右列(b), (d): HiPep-Intrada （HPLC検定条件は60℃）
C18カラムではブロードなシングルピークですが、HiPep-Intradaではピーク分離が可能となります。
（C18カラムを用いたLCMS分析において、シングルピーク中に複数のMSシグナルを検出）

商品名	P/N
HiPep-Intradaカラム口径2mm X 長さ150mm	HiWR-2150
HiPep-Intradaカラム口径3mm X 長さ150mm	HiWR-3150
HiPep-Intradaカラム口径4.6mm X 長さ150mm	HiWR-46150
HiPep-Intradaカラム口径10mm X 長さ150mm	HiWR-10150
HiPep-Intradaカラム口径10mm X 長さ250mm	HiWR-10250
HiPep-Intradaカラム口径20mm X 長さ250mm	HiWR-20250
HiPep-Intradaカラム口径28mm X 長さ250mm	HiWR-28250

※仕様、デザイン、価格は予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

これらのカラムは日常ハイペップ研究所が自社研究や受託研究に常用しているカラムです。
上記に加えて特注サイズのカラムも販売いたします。お問い合わせください。